神姫バスの燃料電池バス(水素バス)乗車記

神姫バスの燃料電池バス(水素バス)乗車記

いま注目の水素を燃料として発電しながら走る燃料電池バスを神姫バスが西日本で初導入したと聞きつけ早速乗ってみました.
機種はトヨタ自動車の「SORA」です.車両価格はなんと 1 億円!
いまなら運行ダイヤが公開されておりほぼ確実に乗れそうです.公式ダイヤ(PDF)

外装

まずは正面です.

黒基調の中に水素をイメージしたような青いライン.
そして FUEL CELL BUS というアピールがあります.

次に側面と背面.
上部は従来のバスでは見られないような大きな排気口があります.
撮影しそこねましたが乗車ドアは観光バスによくあるような外に飛び出してきて横にスライドする形式でした.驚きつつもなにかに引っかかって壊れたりしないのかなと心配にもなりました.(大丈夫だとは思いますが)

車内

全体

進行方向右側は座席が収納されており,空間が生まれ混雑時にも多くの人を輸送できそうです.
その上車椅子の人を乗せるときも手間が減り楽に対応できそうです.

また,運転席には大きなモニターがついており,安全性もより向上してそうに思います.

後方座席から見た風景です.
運賃案内の画面は前方後方と2枚ありとても見やすくなっています.
手すりの黄色はよく目立ち急停車の際もすぐに見つけられそうです.
そして理由はわかりませんが広告枠は前方にしか存在せず,入っている広告も少なめでした.

座席

シートはかなり薄くなったような気がします.
そして手すりは席に一体化しています.
どこを見ても従来のバスの座席とは大きく異なります.取り付けも簡易な様相が伺えます.

少しネガティブに書きましたが悪いというわけではありません.座席下ヒーターがなくなっていることで空間ができ,足元にゆとりが生まれて快適になったように思います.

そしてなんと座席にはコンセントがついています.本当に街中を走るために作られたバスなのか疑ってしまいます.

走行音

まず加速がとても静かです.
初動ももちろん静かですが,それ以上に感動したのはそこからの加速です.
従来のバスだと効率よく加速するため(?)にエンジンが唸ったり緩まったりを繰り返していたため変化が激しくストレスだったのですがこのバスでは一度加速すれば音が一定で居心地が良いです.
しかも停車すれば無音になります.すべてのバスがこれに置き換わればいいのに.

車内放送

自動放送には英語放送が入っています.

「The next stop is 大手前通り です」と謎の文章を放っていたのが印象的でした.

Your browser is out-of-date!

Update your browser to view this website correctly. Update my browser now

×