この記事は Kaigen Discord Advent Calendar 2018 の12月21日の記事です。
鉄道には連絡運輸という制度が存在します。
これは 2 社以上の会社が合意することにより 1 枚の乗車券で複数の会社の路線に乗れるようにする制度のことです。
この制度が存在することによって乗り入れている電車に乗っていても会社別に乗車券を買うことなく乗車できます
ここでは JR 線から他社線への連絡運輸を利用した青いきっぷを発券して遊んでみたので紹介していきます。
85mm 券
マルス(窓口の人が操作する端末)に運賃が登録されている駅への連絡乗車券はこのサイズで発券されます。
三ノ宮から阪急神戸三宮までの乗車券です。
券面のような移動をしようと思えば歩いて 1 分もかからないですが、中身は三ノ宮駅から大阪駅まで JR 線を利用し阪急線の梅田駅まで移動してそこから阪急線で神戸三宮駅まで乗ることができるきっぷです。
このきっぷを使えば 730 円の出費をした上で 1 時間近くかけて三ノ宮から阪急神戸三宮まで移動することができます。もちろん JR と阪急は直接接続されていないので、大阪駅で改札外に出る必要があります。そのため大阪を散策することは可能です。
阪急線と JR では大阪駅(梅田駅)と三ノ宮駅(阪急神戸三宮駅)、宝塚駅で連絡するきっぷを発券することができます。
120mm 券
次は、連絡運輸に対応しているもののマルスに運賃が登録されていない駅への乗車券です。
そのようなルートを利用する場合、120mm の大きいきっぷで発券されます。このサイズは自動改札機は利用できず、有人改札を通る必要があります。
JR 秋葉原から新宿で京王線に乗り換え、仙川駅まできっぷです。
実際に利用してみたところ、JR 線、京王線ともにスムーズに改札をしてくださいました。頻繁に利用者がいらっしゃるのでしょうか。
購入方法
このページに掲載している乗車券は自動券売機で購入することはできません。そういうわけでみどりの窓口やみどりの券売機プラスを利用してこのルートのきっぷを作って欲しいと伝えて作ってもらいます。
みどりの窓口の人に「これこれのルートで作って欲しい」と伝えると「別々に買ってください」と言われました。そのため、お互い気まずくなりたくなければみどりの券売機プラスで作ってもらうのがよいと思います。
120mm で発券されるような乗車券はマルスに登録されていません。そのため、窓口の人が距離を調べて入力する必要があり時間がかかるようです。これは窓口を混雑させる原因になりかねません。実際、秋葉原→仙川は窓口で発券をお願いしましたが、作業に掛かる前に時間がかかるが良いかと確認を取られました。実際10分弱かかりました。
三ノ宮→阪急神戸三宮はみどりの窓口券売機プラスを利用しました。こちらは5分くらいかかりましたが、オペレータの方もすぐに内容を理解してくれたようでスムーズに発券することができました。
どことどこが連絡しているのか
JR 線からの連絡運輸を受け入れている路線をまとめてくださっているウェブサイトがありますのでこちらを参考に乗車券を発券してみてください。
http://mars.travel.coocan.jp/transfer.html